自分が行った行動を振り返ることによって,これまで見えていなかった側面に対して新たな気付きや発見を生まれることがあります.このように自己を再評価する心的活動は,メタ認知と呼ばれており,日常場面における様々な場面において効果があるとされています.研究室では,教育場面(協同学習)に着目し,人工知能の技術を用いてメタ認知を支援する方法や利用効果について研究しています.このような人間同士で行っている活動を学習システムにより支援できれば,認知理論に即した効果的な学習方法を提案することが期待できます.
【解説】知的学習支援システムとは?/What is Intelligent Tutoring Systems?
私のブックマーク「知的学習支援システム(Intelligent Tutoring Systems)」
感情表出を利用したファシリテーション/Facilitation using Emotional Expression
林勇吾・小川均 (2013)Pedagogical Conversational Agentを用いた協同学習の促進-感情表出に着目した検討-,電子情報通信学会論文誌D,J96-D(1),70-80
マルチモーダル処理によるファシリテーション/Facilitation using multimodal facilitation
林勇吾(2014)Dual-Channel Modelに基づく対話エージェントを利用した協同による説明活動の促進方法, 電子情報通信学会論文誌D, J97-D(1),17-27
複数のエージェントによるファシリテーション/Facilitation using multiple agents
林勇吾・井上智雄(2015)複数の教育用会話エージェントによる協同学習のデザイン,電子情報通信学会論文誌A,J98-A(1),76-84
視線ジェスチャを用いたファシリテーションと眼球運動測定/Facilitations using gaze gestures and eye-tracking
林勇吾(2018)知識統合型の協同学習における身体性を持つ教育エージェント:眼球運動測定を用いた助言と視線ジェスチャに関する実験的検討, ヒューマンインタフェース学会論文誌, 20(1),79-88